40~50代女性のためのアーユルヴェーダ式ストレス&更年期ケア
こんにちは。
仕事や家庭、親の介護、子どもの自立――
40~50代の女性は、自分のことよりもまわりを優先しがちで、
気づけば「心も体も疲れやすい」と感じることが多くなっていませんか?
さらにこの時期は、「更年期」と重なる人も多く、体調や心のゆらぎが大きくなる年代。
そんなとき、やさしく寄り添ってくれるのが、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」です。
今回は、更年期を迎える40~50代女性が毎日を少しでもラクに過ごせるよう、アーユルヴェーダの知恵をもとにしたストレス&更年期ケアをご紹介します。
更年期って、どうしてつらいの?
更年期は、閉経の前後約10年間(個人差あり)のこと。
この時期は、女性ホルモン「エストロゲン」が大きく減少し、以下のような不調が出やすくなります。
✅ ホットフラッシュ(急なのぼせや汗)
✅ 気分の落ち込み・イライラ
✅ 不眠
✅ 肩こり・冷え・頭痛
✅ 動悸や疲労感
「体が言うことをきかない」「急に涙が出る」そんな不安や孤独を感じる人も少なくありません。
でもアーユルヴェーダには、このゆらぎの時期を“新たな知恵の目覚めのとき”と考えるやさしい視点があります。
アーユルヴェーダで見る、更年期の心と体
アーユルヴェーダでは、人の体質を「ドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)」という3つのエネルギーで考えます。
更年期には特に「ヴァータ(風のエネルギー)」が乱れやすく、不安感、乾燥、冷え、睡眠の浅さが出やすくなります。
だからこそ、「あたためる・潤す・ゆるめる」ことがとても大切。
体をいたわり、心にやさしく寄り添うケアを習慣にすることで、更年期の揺らぎはラクに乗り越えられるようになります。
今日からできる!アーユルヴェーダ式 更年期ケア3選
1. 温かい白湯で、体と心をめざめさせる
朝起きたら、まずは白湯を一杯。
体の内側からやさしく温め、ヴァータを整えます。消化力も高まり、気分も軽くなります。
アレンジ:白湯に少しだけ「すりおろし生姜」や「クミンシード」を入れると、より巡りがよくなりポカポカに。
2. セサミオイルで、自分に愛情をそそぐ
アーユルヴェーダでは、毎日少しだけでもオイルで体をなでるように触れる「セルフアビヤンガ(オイルマッサージ)」がおすすめ。
特にセサミオイル(ごま油)は、温め効果が高く、ヴァータをしずめて不安感や冷えに効果的です。
やり方:
・手のひらでオイルを温めて、首、足、耳の後ろなどをやさしくなでる
・お風呂前に行うと、オイルが皮膚にしみこみやすく、保湿力アップ
・終わったら、ゆっくり湯船に浸かってリラックスを
3. 夜の“静けさ”を大切にする
更年期の不眠や浅い眠りは、ヴァータの乱れが関係しています。
夜9時以降はできるだけ「音・光・情報」から離れ、静かな時間を過ごしましょう。
おすすめナイトルーティン:
・部屋を暗めにして、ラベンダーの香りを少しだけ焚く
・スマホは寝室の外へ
深い呼吸口から長く細く10秒数えて、息を吐く この時こころの黒いもやもやも一緒に出るようにする。
自分を責めずに、いたわることからはじめよう
更年期は決して「病気」ではなく、「変化のとき」。
アーユルヴェーダの視点では、この時期を「内なる知恵が芽吹く、大人の成熟期」と捉えます。
つらいときは、無理にポジティブにならなくても大丈夫。
白湯を飲む、小さな香りを楽しむ、自分の体にやさしく触れる――そんな小さなケアが、ゆらぎのなかであなたを支えてくれます。
🌿あなたの毎日が、やさしくあたたかくありますように。
今日も、がんばりすぎない自分に「ありがとう」を。
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